|
◆塗師『田中
亨』の作品
○乾漆花瓶
未完の大作といわれる乾漆大花瓶は、制作年数に40余年をかけたという日本一の作品です。重さは約40kg、中の薄い木地部分以外は塗り重ねられた漆で、厚いところでは12〜13cmに達する、まさに根気の結晶といえます。 |
 |
※乾漆とは、漆が乾いて固まったものです。その密度・光沢・重厚さは通常の漆に類を見ない美しさがあります。
田中氏は、この乾漆を美術工芸品の域にまで高めました。しかし、貴重で高価な漆を大量に使うこの製法は、その裏に過酷なまでの生活苦を強いられました。家族と周囲の理解者にささえられ、作品を生みだし続けた田中氏は、昭和55年、71歳でこの世を去りました。 |
|
|
|